ペットの夜間展示の規制(6月1日施行)で、環境省は16日、放し飼いにした猫と触れ合うことのできる喫茶店「猫カフェ」など、ペットが自由に行動できる施設の場合は、展示できる時間を2時間延長し、午後10時まで認める方針を固めた。ただし、十分な睡眠が必要な幼猫(1歳未満)は除外する。施行後2年間の経過措置で、その間にペットへの影響などを把握し、規制のあり方を検証する。 この日開かれた同省中央環境審議会動物愛護部会で了承された。 猫カフェの経営者らで作る「猫カフェ連盟準備委員会」の福井隆文委員長によると、猫カフェは全国に約150店ある。そのうち約9割が午後10時までで店を閉めているという。環境省は「営業実態に沿った形での経過措置」としている。 猫カフェの規制について、業者側からは反対意見が挙がっている。仕事帰りの利用客が多いため営業に支障が生じ、夜行性の猫が活発に活動する時間帯に狭いケージに閉じ込め