2020年2月の海外ツアーを経てさらなるパワーアップを果たした人間椅子による、実に22枚目のオリジナル・アルバム『苦楽』。悲しみや苦しみを乗り越えた先にある夜明けの光をハードなディストーションと力強い言葉で描き出した、彼らならではの持ち味が炸裂する作品だ。世界的な混乱が生じる中、どのようなことを感じ取りながら制作を進めていったのか、和嶋慎治(g,vo)に語ってもらった。 取材=田中雄大 ライブ写真=塩見 徹 2020年の海外ツアーは 予想以上の盛り上がりを見せまして。 ギター・マガジンでは約2年ぶりのインタビューとなります。その間色々なことがあったと思いますが、いかがお過ごしでしたか? バンド的にも世の中的にも色々ありましたね。人間椅子としては海外ツアーに行ったのは大きかったです。ドイツではベルリンとボーフムの2ヵ所、あとはイギリスのロンドンです。2020年の2月に行ったので、ギリギリだっ
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