ほぼ 3 年ぶりの連載再開です. 3 年前に今回の原稿を書き始めた際にちょっと気負い過ぎて筆が止まり, 忙しさにかまけているうちにあっという間に 3 年間が経ってしまいました. この 3 年間で, 日本ではアジャイル開発への関心がやや停滞していますが, 米国では驚くほど盛り上がっており, 今やウォーターフォール型開発を凌ごうという勢いです. 今年の 9 月に WCSQ (World Congress for Software Quality) という会議でアジャイル開発での設計の実践経験について発表するという機会を頂き, とにかくその発表内容に至るまでに考え, 実践したことを記事に書こうと気を取り直しました. 今回の記事では, ウォーターフォール型開発におけるモデリングの問題点を説明し, さらにアジャイル開発でモデリングを取り入れる 2 つのアプローチを紹介します. 1. ウォーターフォー
DDD難民に捧げる Domain-Driven Designのエッセンス 第1回 ドメイン駆動設計とは 株式会社オージス総研 アドバンストモデリングソリューション部 佐藤 匡剛 Domain-Driven Design Tackling Complexity in the Heart of Software Eric Evans 著 Addison-Wesley, 59.99ドル 560ページ ISBN: 0-321-12521-5 「ドメインモデリング」は、アプリケーション開発において最も重要な部分だとされています。しかしその割には、フレームワークの使い方やアーキテクチャの設計方法など技術に関する解説書はたくさんあるものの、ドメインモデリングそのものを扱った書籍はほとんど無かったと言ってもいいでしょう。Eric Evansの『Domain-Driven Design』(以降DDD)は、「
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