ぽかぽかとあたたかい日曜日。 まどぎわには、花たちが日向ぼっこ。 外に目をやると、秋明菊の綿毛が風に舞っている。 読書会の前日、上野さんから最近書かれた作品(字)が届いた。 難解な論文もあったけど(笑)、「戦争は『魅力的』か?」という、 こころにジンと響くエッセイのコピーが入っていた。 わたしは、上野さんが一人称で語ることばが好きだ。 ちょうど、『生き延びるための思想』の本と関連だったので、 コピーを配って、読書会のテーマに加えた。 転載の許可を得て、全文を紹介します。 --------------------------------------------------------------- わたしの平和論10(最終回) (月刊オルタ 2006年12月号) 戦争は「魅力的」か? 上野千鶴子 中井久夫さんといえば、すぐれた臨床家にして精緻な精神病理学者だが、かれの近著『樹をみつめて』(み