オンラインゲームで、何者かが違法コピーしたゲームサーバーに接続して無料で遊ぶ不正が相次いでいる。 エミュレーター(模倣)サーバーと呼ばれ、人気ゲーム「ラグナロクオンライン」の場合、少なくとも1000人以上の不正使用を確認。運営会社の「ガンホー・オンライン・エンターテイメント」(東京都)は著作権法違反容疑で模倣ゲームサーバー管理者の1人を警視庁に告訴した。同庁で捜査を進めている。 「サーバーへようこそ」「新規様ご歓迎」。ネット掲示板で探し、たどり着いた偽のラグナロクオンラインのサイト。接続すると、本物と全く同じキャラクターが登場する。背景の風景や建物も同じ。ただ、スタート時点に所持できるゲーム内通貨の額は正規ゲームの6000倍で、本来ならレベルが上がらないと購入できない武器や防具もすぐ買えた。接続中の「ユーザー」は71人と表示されている。 「キャラクターを少しずつ成長させるのも楽しみの一つ。