研究者やデータサイエンティストなど、優秀なAI人材の争奪戦が過熱している。米Appleや米Googleら大手IT企業が続々とAIベンチャーを買収する中、国内でもAI(人工知能)に造詣の深い人材の獲得で各社が競争を繰り広げている。 中でも、データ分析や機械学習のさまざまなコンペに参加できる米国発のプラットフォーム「Kaggle」(カグル)で優秀な成績を収めたKaggler(カグラー)と呼ばれるデータサイエンティストたちの需要が高まっている。 エンジニア採用を強化するヤフーは、「エンジニアスペシャリストコース」で必要な経験スキルの1つに「Kaggleの単独参加でコンテストTOP10%の入賞経験」を明記している他、名刺管理サービスのSansanのR&D(研究開発)グループもKagglerの採用に積極的で、複数人のKagglerと、日本では数人しかいない「Grandmaster」(Kaggle内の