ことし1月、大津市が実証実験を行っていた自動運転のバスが坂道で加速し、乗客1人が転倒して軽いけがをした事故で、ブレーキなどの操作を適切に行わなかったことが事故につながったとして、警察がバスの運転手を過失運転傷害の疑いで書類送検したことが、捜査関係者への取材でわかりました。 ことし1月、大津市が実証実験を行っていた自動運転のバスが、ホテルの敷地の上り坂で加速した際に、はずみで乗客の女性がいすから転倒し、腰を打つなどの軽いけがをしました。 市によりますと、このバスは5段階ある自動運転のうちの「レベル2」にあたり、運転手は必要に応じてハンドルやブレーキを操作することになっていました。 坂道の前方に停車していたトラックを、バスが検知して減速し、運転手がハンドルを操作して避けたところ、障害物がなくなったとして自動で加速した際に事故が起きたということです。 捜査関係者によりますと、警察は、運転手がブレ