サパティスタ(サパティスタ民族解放軍/Ejército Zapatista de Liberación Nacional/EZLN)とは、メキシコ政府にたいして抵抗運動――独立、自由、民主、平和、仕事、土地、住居、食糧、健康、教育を求めて――を展開する先住民組織。1994年1月1日、北米自由貿易協定(NAFTA)の発効と同時に、メキシコ南部チアパス州で武装蜂起した。 山本純一「「サパティスタ」を読む――抵抗する「主体」の物語り:経験の共有、共同性の構築はどこまで可能か?」、『図書新聞』2005年7月9日号(no.2733)、図書新聞 武装蜂起から11年余。サパティスタの活動とマルコス副司令官の発言にたいして関心をもってきただけに、今回の特集は非常にありがたい。サパティスタとはなにか、「インディオ」の状況、たちはだかる困難にかんする解説と現状分析ののち、最後に「物語りきれぬものは物語り続ける
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