今回は大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の話です。 ドラマでは初代将軍源頼朝が亡くなり、二代将軍頼家の時代に入っています。 数十年前の北条政子を主役とした『草燃える』では、この頼家を郷ひろみさんが演じていましたが、傍若無人なバカ殿という印象しか受けませんでした。 北条政子=北条家の視点で描かれているドラマでしたからね。 (義時も北条の出ですが…。) ここから先は歴史ネタばれにもなりますが、『草燃える』では郷ひろみこと源頼家が病に倒れている隙に北条が比企を滅ぼします。 比企氏の出の頼家の妻と幼い息子も命を奪われてしまいます。 病から回復した頼家は激高し、復讐として北条を撃て、と、命じますが、従う家臣はもはやいなくなっていました。頼家が伏せている間に弟の実朝を将軍にするという知らせをすでに京に送っており、頼家は将軍ではなくなっていたからです。 そして頼家は伊豆の修善寺へと幽閉されます。 永井路子原作