Fulcrumの会社設立意図が「シマノユーザーにカンパのホイールを売るための別名ブランド」なのは火を見るより明らかな事実だ。このへんはもう論議の余地がほとんどない。なにしろカンパの子会社なのに最初はSHIMANO向けのホイールしか売っていなかったくらい露骨にSHIMANOに媚びた商売をしていた。 Fulcrumが作られたもう一つの意味合いは、カーボンパーツの自社生産工場を大枚を投じて建設したりとファクトリーコンプリートホイールの商売にかなり力を入れるようになったカンパとして、この分野の第一人者であるMAVICの押さえている市場に本格的に食い込みたかったのもあると思う。この時Campagnoloブランドのままだと、カンパの部品を使っていない人間にとってはいまいち不統一感を生じるのが否めない。そこで「いちホイールメーカー」として別会社のFulcrumを用意した。 MAVICはフランスのリムメー
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