―――トクン。トクン。 まさに上がらんとする緞帳の裏。 繋いだ手から、高まる緊張と成功への期待が溶け合う。 「μ’sの1stライブ、最高のライブにしよう!!!」 最も苛烈で、最も新しい伝説はここから幕を開ける。 『ラブライバー』―――それはラブライブファンの総称。 「全にして一、一にして全なる者」を崇め奉り、約束の刻までPVアニメを無限視聴する反逆者達。 我々はラブライバーというだけで迫害され、身を寄せ合うしか生きる術は無かった。世界の片隅で震えるだけの存在であったが、それでも誇りを持って叫び続けた、「ラブライバーである」と。 だが、我々は堕落した。TVアニメが決まり、世間の評価も高まってきた事に浮かれてしまっていた。ストイックさを忘れた我々は、もはやラブライバーではなかった。 第3話は、そんな我々の横っ面を叩いてくれる30分だった。 見返りを求めない。 余計なものは与えない。 純粋に歌と
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