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ブックマーク / takekuma.cocolog-nifty.com (7)

  • まんが・条例のできるまで(1992年作品): たけくまメモ

    今回の都条例改正は、なにやら議決が先送りになるのではという観測が流れていますが、決議は明後日19日であり、また仮に19日に結論出なかったとしても、単に先送りになるというだけなので、予断を許さぬ状況が続いていることは間違いありません。 この種の表現規制を法的に行おうとする動きは大昔からありまして、だいたい15年から20年周期で繰り返される問題であります。90年代初頭にもいわゆる「有害コミック規制問題」が巻き起こったことは記憶に新しいところです。 このときは、1992年に大阪府の「青少年健全育成条例」が改正されました。これは「府知事が有害と認めたマンガを含む出版物やビデオ等を「有害図書」として指定することができるというもので、今回の東京都の条例改正と非常によく似ていました。このときも、マンガ家や有識者の間から「曖昧な基準で表現の自由を制限できる条例は、違憲の疑いがある」として、疑問や反対の声が

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    tnk962 2010/03/18
  • それでも出版社が「生き残る」としたら: たけくまメモ

    http://www.apple.com/jp/ipad/ ↑appleiPad」公式 ついに噂のiPadの全貌が公開されて、ネットもマスコミも上を下への大騒ぎであります。ここに来て、すでに報道されているアマゾンのKindleをはじめ「電子出版」を普及させるための役者(インフラとデバイス)が出揃った感があります。日ではまだ普及以前の段階ですが、昨今の出版不況を脱出するための突破口は、もはや電子出版しかないというのは、衆目の一致するところではないでしょうか。 さて、かねてから電子出版による「個人出版支援」に力を入れているアマゾンやアップル、ソニー(の米国法人)といった企業は、自社と出版契約を結んだ著者に対して、「印税35%を支払うぞ、いやうちは50%支払う、それならうちは70%だ」という具合に、「印税率競争」をヒートアップさせて著者を引き込もうとしています。日では印税率は通常8~10%

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    tnk962 2010/01/30
    議論がおもしろすぎる。個人的には今の書籍の値段から10%程度価格が下がるなら、電子版を購入したい。なので、出版社も今まで通りでよいと思う。潰れる必要なし。(コスト的に維持できれば)。
  • 竹熊君、“紙”はもう、ダメだよ…(後編): たけくまメモ

    これから紹介する話は、ごく最近、知人のA君と俺が交わした会話をまとめたものです。登場する人物名はすべてアルファベット表記(イニシャルとは限りません)ないしは記号表記にし、意図的にぼかしている記述がありますが、話の大意はこの通りで、特に金額の数字についてはA君の発言のままにしてあります。 A君は俺と同世代ですが、学生時代にライターデビューし、現在は小さい編集プロダクションの営業と経営に徹しています。社員は社長であるA君と、奥さんのみ。しかし、最近まで常時3~40人のライター・エディター・デザイナー(すべてフリー)を抱えていて、A君が営業をかけて出版社からもらってきたムックや単行仕事を、その都度自分の抱えるフリーから4~5人選んでチームを組んで、丸々一冊を1~3ヶ月かけて編集・制作していました。こうした請負仕事(その中にはA君の企画もあります)を彼の会社では常時、8~10冊は抱えていたので

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    tnk962 2009/09/01
  • クリプトン伊藤社長の「態度」: たけくまメモ

    またぞろ「初音ミク」界隈が騒がしくなってますね。この前もグーグル検索で初音ミク画像がいきなり表示されなくなったり、ウィキペディアの初音ミクの項目での著作権侵害疑惑で、ややこしい騒動が起きたりしたばかりですが、今度はニコニコ動画に絡んだ問題ですよ。 騒動は今月頭からみたいですけど、騒ぎが大きくなったのは昨日みたい。俺はこの件ではネット見てなかったので今日気がつきましたよ。とっくに2ちゃんねるのニュース速報+などではスレッドが乱立して祭り状態になってます。出遅れてすいません。 とりあえずわかっているのは、クリプトンの社長と「ニコニコ動画」を運営しているニワンゴの親会社であるドワンゴが、「契約した・しない」「オリジナル曲作者に使用許可をもらうのはどちらだ」「ドワンゴは、勝手に初音ミクをJASRACにアーティスト登録するな」みたいなことで揉めているということです。 この事件、論点が多岐にわたって結

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    tnk962 2007/12/23
  • 「喪男」は女にモテル!?: たけくまメモ

    レジェンドどくだみ荘伝説 俺は『どくだみ荘』が好きだという女に会ったことがない。一体そんな女性が存在するのかどうかすら、とんと見当がつかぬ。だが男はどうか。熱狂的な『どくだみ荘』ファンだという男を、俺は少なくとも二人、知っている。彼らはなにか悪い宗教に取り憑かれたかのような熱い目をして『どくだみ荘』の素晴らしさを語る。しかしその言葉を聞いていると、彼らが『どくだみ荘』を好きなことだけは痛いほど伝わるのだが、その「良さ」はさっぱりわからないのだ。 『独身アパート・どくだみ荘』は、「モテナイ男=喪男」の大宇宙である。主人公・堀ヨシオは地方から上京して定職につかぬまま、饐えた匂いのするどくだみ荘で貴重な青春を無為にすごしている。70年代における「喪男アパートマンガ」の代表作『男おいどん』(松零士)の場合、主人公には、たとえ押し入れが洗濯前のサルマタの山でそこにキノコが生えようとも、「いつか大物

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    tnk962 2006/06/22
  • 【文春】Google(暗黒?)特集: たけくまメモ

    ※4/23追記 来このエントリのタイトルは「【文春】Google暗黒特集」だったのですが、ちょっと僕のほうに誤解があり、記事著者の森健氏によれば「暗黒特集ではない」とのことです。直接、ご人から抗議が来たわけではありませんが、誤解が生じるといけないのでタイトルをの一部を(暗黒?)」と訂正しました。これはあくまで竹熊が取材を受けた際の個人的印象を記した、ということであります。 それで昨日「月刊文藝春秋」のGoogle関係取材を受けたのですが、なんか複数の記者であちこち取材かけてるみたいで、俺のコメントが最終的に載るかはわかりません。ですが、とにかく取材を受けましたよ。なお記事そのものは、森健さんというジャーナリストの署名原稿になるようです。 そういえばつい昨日、文春新書から『グーグル 既存のビジネスを破壊する』(佐々木俊尚)が出たばかりで、もしかしてこれのタイアップ企画? と思ったわけです

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    tnk962 2006/04/20
    google八分の話が載るかも、という流れ
  • 個人アニメとエージェントの時代: たけくまメモ

    ←実行委員長・石原慎太郎東京都知事 そういえば今度の東京アニメフェアでは、個人作家のブースがえらい増えていて、あちこちで商談が始まっていましたよ。それも大資が青田買い、というイメージではなく、小資のマネージメント代行業、いわゆるエージェント会社が昨年あたりからたくさんできているようです。俺も最近ウェブアニメについてあちこちで書きまくっているせいか、いろんな人に声をかけられました。ありがとうございます。 前エントリでは蛙男商会さんの地上波進出を取り上げましたが、今、個人アニメが注目されている背景には、BS、CS、ケーブル、ネット局の数が増えているばかりでなく、携帯向けコンテンツ需要の増大があるんじゃないかと思います。この状況がいつまで続くかはわかりませんが、個人作家にスポットが当たることは、少し前までは考えられませんでした。いずれにせよチャンスには違いない。面白い時代になったものです。

    tnk962
    tnk962 2006/03/27
    これはすごい。新海誠氏のあとに続く例がいくつも出てくる予感。これでガンガン儲かるといいなぁ。でも、テレビアニメに優秀な人材が流れてこないと言う状況になりはしないかと戦々恐々。
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