鳩山由紀夫元首相は11日、訪問先のウクライナ南部クリミアでの記者会見で、沖縄県の米軍普天間飛行場の県内移設に反対する立場を重ねて表明した上で、クリミア住民に向け「沖縄にこれ以上米軍基地を造らせないよう協力してほしい」と呼び掛けた。 鳩山氏は「日本政府は強引に名護市辺野古を埋め立てようとし、沖縄県民と政府が感情的に対立した状況になっている」と強調。政府が埋め立て工事に着手すれば「流血の騒ぎになる可能性がある」と指摘した。 クリミア半島内にはロシア黒海艦隊の司令部があるほか、各地に大規模な基地がある。(共同)