2020年も5月に入り、コロナの影響が少し弱まってきた感があります。ですが、依然として鉄道各社が売上激減により苦しんでいるのは、ご存知の通りです。 「どうせ利用客は少ないんだし、経費削減のために列車本数を減らせば?」という意見もあるでしょう。そうした意見に対して言われるのが、 「鉄道は大部分が固定費、つまり変動費が少ないので、列車本数を減らしても経費削減効果はほとんどない」 というもの。 しかしこれ、本当に正しいのでしょうか? 列車を運休させれば、実はそれなりに経費が削減できる、ということはないのでしょうか? それを考えるのが今回の記事の趣旨です。 鉄道会社ではどんな費用が発生する? 大部分を占める費用は? 列車本数減で削減できる費用とは? ① 人件費 「一時帰休」で40%カット ② 動力費 元々の割合が小さい費用 ③ 修繕費 安全のためにも簡単に減らせない ④ 減価償却費 車両を使わなく