病気で入院していた時、あぶらっこいお菓子を買いに行ってもらったり、悪さをする友達になった人のお母さんから、いきなり電話がありました。「元気で物が分かるうちに一度来てもらえないか」そう聴き取りづらいほど小さな声で私にお願いをされ、当然即答ですぐに行きますと答えました。一緒の病院に入院していた時、私が先に退院すると決まった時、そのことを伝えると、「ええなぁ、先にずるいなぁ、なんであんたばっかり」と笑いながら腕をけっこう強い力でボコボコ叩かれた事を思い出しました。「退院しても、しばらくは暇だろうからちょくちょく遊びに来てよ」と言われ、退院してから一度だけ訪ねました。いつも通りにバカな話をして、運動のために回廊をぐるぐる二回廻り、そろそろ時間だなと帰ろうとした時、私が何度も「部屋でいいから部屋でいいから」と繰り返してお見送りはいいと断ると、怒ったように「こっちが送って行きたいからええやろ!」そう急