リートはファイナンス入門に最適 リート(不動産投資信託)は株式投資への導入として適切な商品だと思っています。こんなことを書くと、リートなんてスポンサー会社のゴミ箱だ(親会社(的)なディベロッパーが開発した不動産を高値で買い取るための箱、みたいな意味)なんて思う人もいるかも知れない。実際、そういった悪評にまみれたリートはあるものの、現在の悪評は必ずしも投資不適格を意味しないだろう。むしろ、悪評を覆す余地があることは、(悪い評価がすでに株価に織り込まれているため)アップサイドの可能性につながる(森ヒルズリートみたいにね)。 わたしがまずリートから、って思っている理由はリートの事業構造のシンプルさからファイナンス的な考え方に慣れるのに最適だと考えているからだ。 増資をどう評価すべきか 増資は、資本を調達し(株式を増やし)新規投資等を行う行為を指す。この増資を評価することは、企業の一連の資金調達か