2005年後半に代表される堅調な株式上昇を背景にエクイティ・ファイナンスが活発です。エクイティ・ファイナンスとは新株発行を伴う資金調達のことで、だいぶ前に取り上げたオークマの増資なんかが一例です。最適資本構成の理論だと、株価が上がると必然的に自己資本比率が上がるので、最適資本比率に戻すためdebtを増やすという考えになりますが、市況を勘案し、株式が高いときに増資し低いときに自社株式の買い入れを行うケースがあります。後者の考えをマーケット・タイミング仮説といいます。 論文ですと、http://pages.stern.nyu.edu/~jwurgler/papers/capstruct.pdf が有名でしょうか。数式も簡単なので興味ある人は一度読んでみるといいと思います。僕も次の次くらいにこれを読むつもりです。 後、別件で悩んでいることがありまして、 わが国企業の負債圧縮行動について において