ヤクルトが由規投手(20)の弟で育成ドラフト3位指名の仙台育英・佐藤貴規(たかのり)外野手(17)に背番号「111」を用意していることが10日、分かった。育成選手は3ケタの番号を背負うことが決まっており、貴規は兄由規の背番号「11」を上回るトリプル1のユニホームを着てプロの道を歩み出すことになった。 「111」には、もう1つの意味も込められている。今季首位打者に輝いた、ヤクルトの誇るヒットメーカー青木の背番号「1」だ。貴規は中学3年時、兄由規の激励も踏まえてヤクルトの沖縄・浦添キャンプを視察。現地で青木と初対面し、打撃のアドバイスをもらった。その後もテレビの特集番組を録画するなど、青木にほれ込んだ。中3時には直球が最速138キロを計測するほどの投手だったが、青木に刺激を受けたこともあり、仙台育英入学後に野手に転向。青木と同じ左打ちの外野手として、今夏甲子園で活躍するまでに成長した。 兄の「