プロセスを改善するということ プロセス改善には2つの対象があります。 1)個人の中に習慣として根付いているプロセスを変えること 2)組織の文化となっている邪魔な慣習を変えること 一般には、1)の方しか認識されていません。 個人の習慣を変えることについて: 今回の要件にあったプロセスを設計する(私は“定義する”とは言わない)習慣を持たない人にとっては、「プロセス」は外にあるのではなく、個人の習慣の中に取り込まれた「作業のやり方」そのものがプロセスなのです。事前に決めたものがあっても、それが身に付いた習慣と置き変わっていないかぎり、朝、出社してPCの前に座った途端に、体に染みついた方のプロセスが動き出すのです。事前に決めた方のプロセスに対しては、何だかんだと出来ない理由が付けられて退けられて行くのです。 そこで「出来ない理由」は簡単に出てきます。成果物の内容とプロセスが合理的に繋がってい