盗み取った他人のIDなどを使って大手通販サイトにログインし、無断で買い物したとして、警視庁は22日、川崎市多摩区、無職藤野琢也被告(20)(詐欺罪で起訴)を不正アクセス禁止法違反容疑などで再逮捕したと発表した。 同庁幹部によると、藤野被告は昨年11~12月、北九州市の80歳代女性のIDやパスワードで大手通販サイト「楽天市場」にログインし、女性のクレジットカード情報を使ってスマートフォン1台(約4万2800円)を購入した疑い。容疑を認め、「ほかにも他人のカードで買い物した。総額は多すぎて見当もつかない」と供述している。 藤野被告は昨年、ご当地グルメを検索するサイトをハッキングして約2000件のIDなどを盗み取り、通販サイトで買い物を繰り返したとみられる。自宅などからスマートフォン約70台が押収されており、同庁で余罪を調べる。 藤野被告は先月、他人のカード情報を使ってホテルに宿泊したとして詐欺