教員の不祥事が相次ぐ中、10日、新たに上伊那農業高(南箕輪村)の教頭が盗撮の容疑で岡谷署に逮捕された。県内では3〜4月、中学、高校教諭2人が、東御市青少年健全育成条例違反の疑いで逮捕されたばかり。県教委は同日、校長らを集めた緊急会議で再発防止を呼びかけた。一方、阿部守一知事は、教員の採用や人事も含めた抜本的な改善の必要性を指摘した。 岡谷署によると、10日、県迷惑防止条例(ひわいな行為の禁止)違反の疑いで逮捕されたのは、南箕輪村在住で、上伊那農業高校教頭の中塚美実(よし・み)容疑者(52)。 同署などによると、中塚容疑者は7日午前8時半ごろ、岡谷市内のコンビニエンスストアの店内で南信地方の女子高校生(16)のスカートの下にカメラ付き携帯電話を入れるなどした疑いがある。容疑を認めているという。 調べによると、中塚容疑者は女子高校生に不審がられたため、車で逃走。同署は目撃情報などをもとに