2018年10月5日、都民ファーストの会を離党してちょうど1年の音喜多駿・東京都議。都議会議事堂にて。 東京都知事として「都民ファーストの会」を率いて2017年7月の都議選で旋風を巻き起こし、勢いそのままに国政政党「希望の党」代表として臨んだ10月の衆院選では惨敗。小池百合子・東京都知事が巻き起こした熱狂と落胆の日々から1年が過ぎた。 都知事選前から小池知事を支え、渦中で袂を分かった最側近の一人、音喜多駿・東京都議が2019年の統一地方選挙に向けて新党「あたらしい党」を立ち上げた。発表前、都議会議事堂でその狙いを聞いた。 ——都民ファーストの会を離党して今日(10月5日)でちょうど1年です。ここまでの都議会の動きをどう見ていましたか。 当時の都民ファーストの会は、小池知事のイエスマンがそろって言論統制を強め、ブラックボックス化の道をまっしぐらでした。自分の離党後に自浄作用が働くことを期待し