2004年に上梓した『考える技術』という拙著がある。このタイトルについて、わたしにこう言った人がいる。「大前さん、惜しいね。『国家が国民をだます時代になってきた』というタイトルにしたらもっと売れたのに」と。確かにその本は、そういう内容の本だった。 非常に残念なことながら、国家が我々国民をだましてきた例は枚挙にいとまがない。最近では年金問題などが話題になった。5000万件以上もの納付記録が、だれが納めたものなのか分からなくなっている。これは国家の根幹を揺るがす大事件であろうと思うが、当の社会保険庁のウェブサイトをチェックしてみると(もちろん形式的なお詫びの文面は載っているものの)、「オマエら他人事のように考えているだろう」と言ってやりたくなる白々しさがある。また先週の当コラムでも書いたように、コムスンが介護保険の不正受給を犯した背景にはお役所の体質があるとわたしは見ている。 安倍首相は年
【PROFILE】1976年生まれ。中央大学文学部教育学科心理学コース卒。インターネット匿名掲示板サイト<2ちゃんねる>および、地域情報系掲示板<まちBBS>の開設者/管理人。現在の肩書きは、「合資会社東京アクセス/代表取締役」「東京プラス株式会社/代表取締役」「株式会社ニワンゴ/取締役管理人」「有限会社未来検索ブラジル/取締役」「有限会社パズブロック/相談役」など。通称ひろゆき。2ちゃんねるの総合案内では「永遠の19歳」を自称している。 別に、普通の子どもでしたよ。 ただ、本当に飽きっぽかった。 「信長の野望」っていうシミュレーションゲームがありますよね。全国統一していくやつ。あれ、3分の1くらいまで制覇すると、だいたい飽きちゃうんですよ。そこまでやったら、後はもう力押しでクリアできちゃうから。先が想像できたら、もういいや、ってなっちゃうんです。分からないことがあって、その答がもらえ
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