米国株の主要指数は軒並み最高値水準を更新中。米国大統領選に始まり、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言による追加利上げ期待で金融株は買われ、年末要因によるリスクオフや自律調整を除けば、円安基調を背景に日本株も年初来高値水準だ。2017年はどういった年になるのだろう? 注目すべきテーマは? 米ドル高のパーフェクト・ストーム 米連邦準備理事会(FRB)は、昨年12月中旬に開催した連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラル・ファンド(FF)金利誘導目標の引き上げを1年ぶりに決定、2017年見通しでも利上げのペースを速めた。トランプ氏が富裕層減税や社会資本整備にどう取り組むかは重要だが、どちらも景気押し上げ効果が高く、米国経済が日本やEUよりも成長している事に異論はない。 米ドル高のパーフェクト・ストーム(異なる複数の要因が同時に重なり、重大な事象を生み出す例え)が形成されつつある。
![2017年、最も厳しい状況に置かれる人民元](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/5bf2aba80a0e12f960f74ddc64c49a309b4b76f2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwedge.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2Ff%2F1024%2Fimg_2f3bb46101fdc5378c580b2837aa8a57789172.jpg)