ソーシャルやフラッシュマーケティング、リアルタイムといった比較的新しいキーワードがもう新鮮味を失いつつあるなか、再び脚光を浴びているカテゴリーがある。「メッセージ」だ。 2011年のSxSWで注目を浴びたこのカテゴリーには、facebookへの電撃的な売却で話題を呼んだBelugaやSkypeへの売却を果たしたgroupme、「ニアバイ」(近隣とのエンカウント)で独特のポジショニングを取ろうとしたyobongoやGlancee、Highlightなど、数多くのタイトルが並ぶ。多くは2010年に公開され、翌年には売却もしくはクローズという「短期決戦」を仕掛けたことも特徴的だった。 そして2012年、アジア圏でこの「メッセージング」がにわかに騒がしくなっている。 これまでと様子が違うのは、盛り上がりをみせるサービスのどれもが輸入品ではなく各国の国産であること、そしてアジア各国が国をまたいで資本