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ブックマーク / mano.xyz (3)

  • 「寝ながら学べる構造主義」を読んだ

    構造主義という言葉やレヴィ=ストロースという人名は知っていたが,その内容は詳しく知らなかったので読んでみた. マルクス,フロイト,ニーチェの構造主義の観点から概説し,そしてソシュール,フーコー,バルト,レヴィ=ストロース,ラカンの仕事を紹介する. レヴィ=ストロースは要するに「みんな仲良くしようね」と言っており、バルトは「ことばづかいで人は決まる」と言っており、ラカンは「大人になれよ」と言っており、フーコーは「私はバカが嫌いだ」と言っているのでした。 (“あとがき"より引用) 彼等の仕事(理論)の素晴しさを平易な文章で紹介してくれるので,頭が良くなった気分になれる.面白い. ただ,それぞれの哲学者の理論については分かった気にはなるが,じゃあ,構造主義って何なのさ(全体像)や構造主義と彼等の理論の関係(体系的知識)は得られないので,モヤモヤした気持になる. そういったスタート地点になるとい

  • 「Life is Strange」をクリアした

    Life is Strange をクリアしたので感想をメモしておく(ネタバレなし).端的には “Life is Tough” である. 今年(2016年)初めてのクリア. Life is Strange の概要 主人公の Max はある日突然,時間を巻き戻す能力を手に入れる.その力で運命を変えていくが… という感じ.ジャンルで分けるならアドベンチャーゲームとなるだろう. ゲームの概要は公式サイトやファミ通.comにまとまっている. Life Is Strange | SQUARE ENIX 時をかける女子高生の、ほろ苦い青春の輝き――EP1から早くも傑作の雰囲気が漂う『Life is Strange』レビュー (famitsu.com) 雰囲気は海外ドラマに近く,エピソードの最後には次回の予告があり,エピソード2以降では冒頭に “previously on Life is Strange”

  • 「内なる宇宙」を読んだ

    ホーガンの「星を継ぐもの」シリーズの第4作.前作を読んでから時間がたってしまったので,記憶が曖昧なのだが,作品のテイストが結構違うような印象を受けた(以下ネタバレを含む). 内なる宇宙 上 (創元SF文庫) お話の舞台は前作でジェヴェックスが切断された惑星ジェヴェレン.混乱した惑星ジェヴェレンを正常な状態に戻すという流れ.シリーズには超高度な人工知能が登場する.20年前の作品ではあるのだが,最近の人口知能ブームを見ると先見の明があるなあ,と関心する.実はこの高度な人工知能は前作から登場しているのだが. 作のSF的な見所はこの高度な人工知能の計算機内に,別の物理法則をもつ世界が誕生し,その内宇宙の住人が外の宇宙(つまり,普通の世界)に影響を与えだすところ.このおかげで,ただでさえ混乱している惑星ジェヴェレンがさらに混沌として状況に陥いる.この内宇宙の発見と内宇宙の住人達が外宇宙に侵入を試

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