うまくいかないときは、"足す"のではなく"引く" ―― スクリプトドクターとして人がつくった作品を直したり、より良くしていくための一番のポイントはなんですか? 三宅:まず「直す」とか「良くする」とは考えないことです。そういう言葉の裏には、「自分ならこうする」という主観的な視点や、「本来ならこうすべきだ」というような思い込みや決めつけが潜んでいるからです。そういうものの見方をしていると、「個別の事例にとって一番大切なこと」を見失う危険性があります。僕の考えるスクリプトドクター業務は、自分の考えを押しつけるのではなく、まずは今現在苦しんでいる対象脚本家の心と真摯に向き合うことからスタートします。大抵の場合、リライトがうまくいかない最大の問題は、テクニック云々ではなく対象脚本家が自分の一番良いところを作品の中で発揮できていないことが原因だからです。ですから、なぜうまくいってないのか、なぜ発揮でき
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