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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (97)

  • クチコミの爆発力とマス媒体の爆発力:日経ビジネスオンライン

    前回のコラムでは、インターネットのバナー広告とテレビCMでは、広告の効果が期待されるポイントや、効果測定の余地などで、メリットとデメリットが大きく異なるという話を紹介しました。 もう一つ、少し話は脇道にそれますが合わせて紹介しておきたいのが、市場の認知を高める上で、テレビCMとインターネットを活用したマーケティングでは、期待される認知効果の時間軸が大きく異なるという点です。 過去に「“お祭り騒ぎ”だけがクチコミマーケティングではない」というコラムでも、クチコミの盛り上がり方には、短期間で一気に盛り上がる「お祭り型」と徐々に時間をかけて盛り上がる「ファン獲得型」の2種類があることを紹介しました。 インターネット上の「クチコミ」というと、バイラルマーケティングやバズマーケティングという言葉が注目されているように、短期間で一気に盛り上がるのがインターネット上のクチコミの特徴であるかのように表現さ

  • 強制視認効果のないバナー広告、効果測定難しいテレビCM:日経ビジネスオンライン

    前回までのコラムでは、インターネットならではの典型的な広告サービスともいえる検索連動型広告とアフィリエイトプログラムが、従来の広告の役割と考えられている「Attention(認知)」の獲得には向いていないという話を紹介しました。 今回は、インターネット広告の中でも歴史の古いバナー広告について考えてみたいと思います。 検索連動型広告も、アフィリエイトプログラムも、実質的なリーチ対象や費用対効果から、認知の獲得には向いていません。だからといって、ネット上で認知を広げるためにバナー広告を使えばよいかというと、残念ながらここにも落とし穴があります。 これまでのマスメディアにおけるテレビCMや新聞広告は、効果の差こそあれ、ある程度視聴者の視角を占有することが可能です。特にテレビCMについては、生でテレビを見ている限り、その時間中、視聴者はCMを見るしかないという状態になります。 もちろん、リモコンで

  • サイバーエージェントが実践する イノベーションを生み出す方法:日経ビジネスオンライン

    サービス業におけるイノベーションとは何か。筆者は「想定外の環境変化に対応して新たなサービス又はその提供手法を創造すること」と捉えている。 サービス業においては新産業・新業態がものすごいスピードで生まれている。企業間連携や買収なども盛んに行われており、昨日の敵は今日の味方、その逆もある。このような環境変化が激しい状況において求められるのは「予定調和・想定される事態への対応のマネジメント」から「想定外への対応のマネジメント」への転換である。 つまり、何らかの想定される環境変化や目指すべきゴール、達成指標に向けてどのような戦略を構築し、どのようなプロセスで、どのような組織人員体制で対応するのか、という発想のマネジメントでは、想定外の環境変化には対応できない。 どのような環境変化が起きても柔軟に対応し、変化をむしろ機会として捉えて攻勢に出ることができる、そのようなマネジメントへと転換していかなけれ

    サイバーエージェントが実践する イノベーションを生み出す方法:日経ビジネスオンライン
  • アフィリエイトを、広告としてではなくパートナーづくりに活用する:日経ビジネスオンライン

    前回のコラムでは、検索連動型広告の役割は通常の「広告」とは明らかに異なるという話を紹介しました。もう一つ、検索連動型広告と同様に、勘違いの素となることが多いのがアフィリエイト「広告」です。 アフィリエイトは、一般的にはアフィリエイトプログラムと呼ばれるサービスを活用して、一般のWebサイトやブログの運営者に自社の製品やサービスの広告を掲載してもらえるようにする仕組みのことです。 アフィリエイトをいわゆるバナー広告などと同じと考えると、さまざまなWebサイトに露出することによって製品やサービスの認知を広げることができると思われがちですが、実はアフィリエイトの仕組みは、通常の広告とかなり異なります。 まず、アフィリエイトと一般の広告の違いは、広告の表示先である媒体が個人のブログやWebサイトから、企業運営のWebサイトまで多岐にわたることです。 また、広告の掲載位置がWebサイトによって大きく

  • アジャイルメディア・ネットワーク、社長に取締役ブロガーの徳力氏就任:NETMarketing Online(日経ネットマーケティング)

    tokuriki
    tokuriki 2009/02/03
  • 広告の大量投下で後悔しないための三つのポイント:日経ビジネスオンライン

    前回のコラムでは、インターネットを活用したマーケティングにおいては、広告だけでなく、自社サイトやクチコミ情報などを充実させることで、広告の効果を最大化させるべきだという話を紹介しました。 ただ、当然、製品やサービスによって、各要素の必要性や重要度は異なります。 そこで、今回はネットを活用したマーケティングにおいて、前回紹介した四つの各要素を具体的にどのような目的で活用するべきか、という話をしたいと思います。 最初にチェックすべきなのは、同心円の中心にある「製品・サービス」が利用者に満足されているかどうか、という点です。 「製品・サービス」が特に効いてくるのは、「AISAS」でいうところの「Action(購買)」から「Share(情報共有)」へのステップ。利用者が満足しているのであれば、その利用者がほかの人にその製品やサービスを薦めることも増えますし、ポジティブ(肯定的)なクチコミも増えるこ

  • ネクスト、バナーのキャラクターが閲覧者と会話し、商品を紹介する広告:日経ビジネスオンライン

    ネクストが運営する地域コミュニティサイト「Lococom(ロココム)」は、バナー画像に登場するキャラクターが閲覧者と会話する形式で商品を紹介する「ローカルコミュニケーションバナー」を導入し、広告枠の販売を始めた。同社が1月28日に発表した。 ピートゥピーエーが開発した自然言語処理による会話エンジン「CAIWA」の技術を使う。バナー画像のキャラクターが閲覧者に質問し、テキストで回答の入力を求める。回答内容をもとに誘導する商品ページを切り替えることで、購買や資料請求などの確率向上を図る。また回答内容をプロモーション戦略に利用できるようにする。 バナー画像にはAdobe Flashを採用。Lococom内にある市区町村/都道府県単位の情報ページ「マイタウンページ」に掲載する。料金は月額14万1750円。別途、広告の制作費と掲載費を設定する。

  • 広告を活用するのは最後の手段と考えてみよう:日経ビジネスオンライン

    前回のコラムでは、「広告で売れないからクチコミで何とかしたい」という発言は、その発言をしている時点で、かなり厳しい状況ではないかという話をしました。 ただし、大ヒットする製品でなければクチコミが広がらないかというと、そんな話ではありません。 今回はクチコミを意識したマーケティングを成功させる上で、鍵となるチェックポイントについて紹介したいと思います。 以前、「ネットマーケティングはAISASを時間軸ではなくピラミッドで考える」で紹介したように、インターネット以前のマーケティングは、消費行動モデル「AIDMA」に見られるように、広告で大量の「Attention(注意)」を獲得することができれば、確率論的に購入に結びつけられる消費者が増えるというイメージを持っている方が多いと思います。 そのため、まだまだネットを活用したマーケティングにおいても、「マーケティングの手段=広告」という見方をされる

  • AMN、ブログパーツの掲載先や期間が指定可能なマーケティング支援サービス:NETMarketing Online(日経ネットマーケティング)

    tokuriki
    tokuriki 2009/01/21
  • 広告主、メディア、代理店の“隙間”を埋める グーグル辞めてもミッションは同じ:日経ビジネスオンライン

    2009年1月20日 広告主、メディア、代理店の“隙間”を埋める グーグル辞めてもミッションは同じ スケダチ 高広 伯彦氏 杉 昭彦 IT・通信 広報・マーケティング マーケティング 1/3ページ 博報堂、電通、グーグルと職場を変えながら一貫してネット広告、マーケティングに携わってきた高広伯彦氏(関連記事1、2)は2009年1月初旬にグーグルを退社。「スケダチ 高広伯彦事務所」を屋号として、広告代理店、メディア、広告主を対象に、広告ビジネス企画/開発サポート、広告キャンペーン企画を中心としたコンサルティング、プランニング事業を個人事業主として始めた。同氏は博報堂、電通を経て2005年12月にグーグル入社。その業務だけでなく個人ブログ「mediologic/weblog」などを通じて広告業界における影響力は大きく、独立は話題を呼んだ。その背景と高広氏が考えるネット広告、ネット

  • 広告で売れないからクチコミで何とかしたい、は可能なのか?:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    「この製品、広告を流してもなかなか売れないんですが、クチコミで何とかなりませんか?」 製品の販売に苦労している企業から、よく聞かれるのがこの質問です。 前回のコラムでは、効率的にクチコミのサイクルを回すことができれば広告費をそれほどかけずに成功可能という話を紹介しました。 こう書くと当然、「これからは広告を打たなくても製品が売れるんだ」と反応される方が多いのは当然でしょう。 ただ、残念ながら問題はそう簡単ではありません。 前回のコラムで紹介したように、もしクチコミのサイクルが効率的に回っているのであれば、製品を購入した人たちからポジティブ(肯定的)なクチコミが発生。そのクチコミにより製品自体を知らなかった人が知るきっかけになったり、製品の購入を迷っている人の背中を押したりということは当然あり得ます。 ここで注目すべきなのは、「製品を購入した」人たちから「ポジティブな」クチコミが「発生してい

  • Shareしてくれる人の存在がクチコミマーケティングの成否を決める:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    前回のコラムでは、「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」「Share(情報共有)」の五つのステップからなる消費行動モデル「AISAS」を、単純な時間軸の流れとして見るのではなく、自社の製品やサービスの潜在的な見込み顧客のレイヤーとしてピラミッドで見るべきという話を紹介しました。 AISASをピラミッドで見た場合、重要になるのがピラミッドの頂点にあるShare(情報共有)の部分です。 通常のマーケティングのプロセスでいえば、当然、ゴールとなるのはAction(購買)です。製品さえ買ってもらえれば、マーケティングとしての目的は達成しているわけで、それ以上を顧客に期待するのは難しいでしょう。 ただ、ネット上のクチコミの広がりを期待するのであれば、そのAction(購買)よりもさらに重要になるのが、最後のステップであるShare(

  • サクラの行列をマーケティング手法と呼ばないで:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    皆さん明けましておめでとうございます。 今年も“Boom!”は、これまでの日のマーケティングの常識とは一味違ったアングルから“今現場で当に何が起こっているのか?”をリアルにお伝えしていこうと思います。2008年はマーケティングの領域では大きな変化のあった激動の一年でした。テレビ局の広告収入の急激な減少や大手新聞社の経営悪化など、2007年10月にこの連載を始めてから一貫して私が主張してきた、マス広告に過度に依存した従来の日のマーケティングモデルの崩壊がいよいよ格化してきています。 マクドナルドのやらせ そんなマス広告に代わるマーケティング手法として注目を集めている“クチコミマーケティング”について、昨年末にマスメディアにも大きく取り上げられて話題になったのがマクドナルドの“クォーターパウンダー行列事件”です。 日マクドナルド大阪市内の店舗で23日に新商品を売り出した際、試を行

  • ネットマーケティングはAISASを時間軸ではなくピラミッドで考える:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    前回までのコラムでは、クチコミが広がったネットマーケティングの事例について、さまざまなパターンを紹介しました。 ただ、一つひとつの事例を見ただけでは、なかなか自社への応用がイメージしにくいかもしれません。 そこで、今回はネットマーケティングにおいて、どのような全体像を描くべきかという話をご紹介したいと思います。 まず、みなさんに改めてご紹介したいのが「AISAS(アイサス)」というモデルです。 AISASとは、インターネットを積極的に活用する消費者の購買行動プロセスをステップ化する形で電通が提唱したもので、ある商品を消費者が認知してから購買に至るプロセスを、「Attention(注意)」「Interest(興味)」「Search(検索)」「Action(購買)」「Share(情報共有)」の五つのフェーズで表現しているモデルです。 ネットマーケティングを語る上では必ずといっていいほど登場する

  • マーケター諸君、今がチャンスだ:日経ビジネスオンライン

    未曾有の世界経済危機だというのに、この人は溌剌としている。 危機は痛みだけではなくチャンスをも作り出す――。 その発想と行動こそがマーケティングの真骨頂と信じるからだ。 悲嘆に明け暮れているだけでは座して衰退を待つようなもの。 事業の隅々を見渡して、変えるべきは変え、守るべきは守り抜け。 数年後、違いは歴然と表れるだろう。 マーケティングのプロたちの目には、金融危機で大騒ぎになっている今の世の中がどのように映っているでしょうか。 少し前なら考えられなかったビッグチャンスがあちらにもこちらにもゴロゴロと転がっている──。そんな情景が見えていれば、マーケティングの達人と言っていいでしょう。 もちろん状況は厳しい。ですが、皆がマイナス思考に陥っている時にこそ違う視点から市場を見つめ、大胆に行動することこそがマーケティングの真骨頂なのです。 不況時の基動作4カ条

    マーケター諸君、今がチャンスだ:日経ビジネスオンライン
  • 「UNIQLOCK」がロングヒットを続ける理由とは(後編):NBonline(日経ビジネス オンライン)

    今回のコラムも前回に引き続き、ユニクロの「UNIQLOCK」の事例を見ていきます。 前回は、主にUNIQLOCKのブログパーツのコンセプトや特徴を中心にUNIQLOCKが成功したポイントについて考えてみましたが、今回はブログパーツ以外のポイントについて考えてみたいと思います。 まとめサイトを通じて、キャンペーンの盛り上がりを可視化 まず注目したいのは、UNIQLOCKでは、単純にブログパーツを提供しているだけでなく、「WORLD.UNIQLOCK」というまとめページを提供している点です。 通常、ブログパーツを張るという行為は一つひとつのブログでパーツを張るという個人の行為ですが、このWORLD.UNIQLOCKにおいては、世界中のどんなブログにUNIQLOCKが張られているかを一望できます。 ブログパーツを張っている人数や国の数、累計の表示回数などを閲覧できるため、現在、UNIQLOCKが

  • 「UNIQLOCK」がロングヒットを続ける理由とは:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    前回のコラムでは、機能的な特徴だけでは短期間でのクチコミ伝播が見込みづらい製品におけるネットマーケティングの事例として、ユニリーバの「Dove(ダヴ)」の事例を紹介しました。 ただ、ユニリーバの事例は海外の事例であり、参考にしにくいと思う方もいらっしゃるかもしれません。そこで、今回は国内の事例として、ユニクロの「UNIQLOCK」の事例をご紹介したいと思います。 UNIQLOCKは、ユニクロが2007年6月から開始した取り組みで、カンヌ国際広告祭の2部門でグランプリを受賞するなど、世界三大広告賞を受賞した非常に有名なキャンペーンです(関連記事1、関連記事2)。 ユニクロの服を着た女性がダンスをしている映像が流れる時計のブログパーツは、そのデザイン性やコンセプトが高く評価され、既に88カ国で累計5万5000人以上の人が利用し、累計の閲覧数が2億回を超えようかという状況。まさに大成功した事例と

  • ビルコム、Webキャンペーンの認知拡大を図るPR活動支援サービス:NBonline(日経ビジネス オンライン)

  • テレビや雑誌を組み合わせて成功したユニリーバのクチコミキャンペーン:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    前回までのコラムでは、「iPhone」や「Wii」など非常に話題を呼んだ製品、そして「pixiv」や「iKnow!」など短期間に多くの利用者を集めたWebサービスにおける取り組みを紹介しました。 ただ、これらの事例は、どれも製品やサービス自体に分かりやすい特徴があるケースですから、自分の会社では参考にならないと思っている方も多いかもしれません。そこで、今回は、機能自体にはそれほど大きな特徴がない製品のマーケティング事例を紹介したいと思います。 まず今回、紹介するのはユニリーバの「Dove(ダヴ)」の事例です。 Doveのブランドで店頭に並ぶのは石けんやシャンプー。もちろん、その製品の良さが緩やかにクチコミを呼ぶことはありますが、iPhoneやWiiのように、明らかに画期的な製品はなかなか生まれにくく、短期的に製品の機能自体でバズやバイラルを起こすのは難しい業界といえると思います。 ただ、D

  • 有力ブロガーだけに情報を提供しても口コミ効果は生まれない:NBonline(日経ビジネス オンライン)

    今回は今話題の口コミ、インフルエンサーマーケティングやブログ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などのCGM(Consumer Generated Media)についてお話しします。 前回は、広告という企業発の情報に対して消費者が反応しにくくなった今、メディアを通じたPRが、マーケティングの中で非常に重要となってきている、というお話をさせていただきました。 ブログ、SNSといういわば個人メディアとも言える新しいメディアが登場したことで、消費者個人がインフルエンサーとしての影響力を持つようになってきました。以前は、インフルエンサーといえば、何かの専門家であることが当たり前とされてきましたが、今ではごく普通の一個人でも、月間数百万のアクセスのあるブログの主催者になって、マス媒体よりもはるかに大きい影響力を持てるようになりました。 「あるある大事典」の捏造問題から流れが変わった?