ずっと読みたいとおもっていた小説でしたが、最近になって、河出書房新社の世界文学全集であらためて刊行され、その装丁がおしゃれだった*1こともあり、ようやく読むことができました。米小説家ウィリアム・フォークナー、その代表作のひとつ。やはりタイトルが印象的で、意味はわからないものの、なんだかテンションが上がる題名でかっこいい。同じ言葉を二回くりかえし、二回目にびっくりマークをつければ、たいていの小説や映画のタイトルはかっこよくなるのではないか*2。 本の帯にある解説を引用すれば、「ガルシア=マルケスを始めとするラテンアメリカ文学ブームの世代を準備し、トマス・ピンチョン、中上健次など、20世紀後半の世界の文学に大きな影響を与えた作家が生涯をかけて築きあげた、架空の土地ヨクナパトーファをめぐるサーガの最高峰」であり、この解説文を読めば、たくさんの人が「それ、おもしろいに決まってるじゃん!」と興味をそ
昨日の日記で中途半端なことしてしまったので改めて。 高橋源一郎というとどうも「室井佑月の元旦那でっていうかバツ3で競馬好きで書評がいちいち信用ならなくて全共闘の残りカスの小うるさいうさんくさいおっさん」みたいなイメージしかなかったりするかもしれませんが僕もたしかにそう思います。が、それはそれとしてこの人の小説は時々ほんとうにすごいので読んだことない人はぜひ読んでほしいなと思うしあまり読んだことない人はもっと読んでほしいと思うことしきりであります。*1 そこで昨日 こんなこと をしてしまったついでにもうちょっと宣伝してみることを心に決めました。しばしお付き合いください。 まずは初期三部作 とりあえず何から読み始めたらいいの?って人はここからどうぞ。79年から5年ほどの間に発表された初期の代表作はいずれも講談社文芸文庫*2で読むことができる。 「さようなら、ギャングたち」 この小説の発表時の吉
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