「中東通信」の池内恵・東京大学教授による動画配信チャンネル「ROLESCast」。第2回は8月15日のアフガン政権崩壊を受け、翌16日に急きょ行われた小泉悠・東京大学特任助教との対談だ。首都陥落の原因と周辺諸国への影響、中露・中央アジアの出方を解説する。 ※お二人の対談内容をもとに、編集・再構成を加えてあります。 池内:本日は急きょ番組を設定しました。昨日8月15日にアフガニスタンの首都カーブルをターリバーンが制圧しました。その直前にアシュラフ・ガニー大統領が国外に逃亡。最終的にオマーンに逃げたということです(その後、アラブ首長国連邦に身を寄せていることが明らかになった)。 米国が支援してきたガニー政権が非常に簡単に崩壊し、米国から支援され増強されたはずのアフガニスタン国軍がほとんど雲散霧消した。そして首都だけは守っていたはずの治安部隊も一切抵抗することなくターリバーンに明け渡した。この事
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