「テクノロジー×民藝×仏教」で生み出された落合陽一による《オブジェクト指向菩薩》が高山の古建築で開眼 岐阜県高山市の重要文化財・日下部家住宅を活用した日下部民藝館で、メディアアーティスト落合陽一の個展「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願」が始まっている。 文・撮影=山内宏泰 展示風景より 岐阜県高山市の重要文化財・日下部家住宅を活用した日下部民藝館で、メディアアーティスト落合陽一の個展「ヌル即是計算機自然:符号化された永遠, オブジェクト指向本願」が始まっている。 江戸時代に幕府直轄領として栄えた高山には、当時から続く商家や民家が多く残る。その名も「古い町並」と称された大規模保存地区もあり、日本的風情にあふれている。 日下部民藝館 「古い町並み」へと連なる一角に、日下部民藝館はある。日下部家は、幕府の御用商人として栄えた名門商家。明治初期に飛騨の匠により建造された