金正恩氏が北朝鮮の新指導者となって以降、軍の綱紀の引き締めが強まっていると伝えられる中で、年明けに公開処刑されたとされる人民武力部の副部長は、迫撃砲の着弾地点に立たせるという残虐な方法で処刑が行われた可能性があることが22日、分かった。韓国紙・朝鮮日報が韓国政府消息筋の話として報じた。正恩氏は「髪の毛一本残すな」と指示したとされており、20代後半の正恩氏に権力を集中させるための見せしめとの見方が強まっている。 スイスに留学し、スポーツを愛し、NBAのマイケル・ジョーダンのファンだったという正恩氏も、朝鮮人民軍の最高司令官として権力を掌握しつつある以上は、その恐ろしさを知らしめる必要があるようだ。これまで韓国の複数のメディアは、粛清の嵐が吹き荒れている北朝鮮の現状を伝えている。 先代の指導者、金正日総書記の時代は、公開処刑といえば銃殺刑が一般的で、隠し撮りされた映像が日本で公開されたこと