22日から大阪大学で行われる免疫サマースクールに参加している。何年かぶりである。12月の熊本での学術集会の宣伝が第一の目的のつもりだった。しかし阪大の学食に行って気が変わった。これまで不適切なコロナ対応は若者を苦しめ国力を削ぐものだと考えてきた。それを少しでも変えるべく訴えることがへそまがりの老人の役目と思ってきた。しかしこの食堂の養鶏場のようなパーテッションを見て、少し考えを変えた。学生たちは「俺たちはニワトリではない!」となぜ怒らないだろうか?なぜ日本の若者は野外でもマスクを外さずこうも従順なのだろうか?感染防止効果と健全な学生生活や人間的な成長を阻まれる損失を比較したら失うものの方が多いのではないだろうか。苛立ちを覚えた。それで講演ではつい「コロナ対応の不都合な真実」「ワクチンは感染しないと本来の意義がない」という自説(というか皆が知らない事実)を披露した。昔の学生運動のことを思い出