DNSを理解する上で、DNSの問い合わせと応答を正しく把握することは重要である。DNSにおいて、問い合わせは「再帰問い合わせ」と「非再帰問い合わせ(反復問い合わせ)」の2種類に、応答はその意味によって5種類に分類される。まず問い合わせについて説明し、続けて応答について説明する。 2種類の問い合わせとは何か DNSの問い合わせには、「再帰問い合わせ」と「非再帰問い合わせ(反復問い合わせ)」の2種類がある。これは、問い合わせを行う立場として、DNSクライアント(スタブリゾルバ)とキャッシュDNSサーバーの2種類があり、それぞれ問い合わせる内容が違うためである。 「再帰問い合わせ」は、DNSクライアント(スタブリゾルバ)からキャッシュDNSサーバーに対して行う問い合わせであり、ヘッダのRDビットがセット(“1”)されている。もう一つの「非再帰問い合わせ(反復問い合わせ)」は、キャッシュDNSサー
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