2013年に全国の警察が把握した自殺者数は2万7195人で、2年連続で3万人を下回ったと警察庁が発表した。前年に比べ663人(2・4%)少なかったという。 自殺の原因・動機は複雑である。警察庁では家庭問題、健康問題、経済生活問題、勤務問題、男女問題、学校問題、その他に分け、遺書など自殺を裏付ける資料により明らかに推定できる原因・動機を自殺者1人につき3つまで計上可能とし、自殺の原因・動機の統計を取っている。そのため、原因・動機特定者の原因・動機の和と特定者数は一致しない。 家庭問題、健康問題、経済生活問題、勤務問題、男女問題、学校問題の6つのうち、経済生活問題以外の5つの原因・動機の全体に占める割合は、年によって大きく変動しない。 しかし、経済生活問題を見ると、年によって大きく変動し、その度合いは景気の悪化に密接に関係がある。具体的には、失業率が高まると自殺率は高くなる傾向があり、1980
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