FC2ブログへようこそ! 古本好きの古本虫があちこち出かけ古本屋ルポをしたり新本含めて古本などの読後感を綴ったり…。硬い真面目な本も柔らかいフフフのエロス本も読みこなすジキルとハイド的読書論を綴ります。 佐藤優氏が「週刊新潮」(2012・3・1号)で、『「図書館司書」は出版社・書店でご奉公』なるエッセイを書いていた。公共図書館がベストセラーの類を数十冊も購入し、無料貸し出しをすることへの苦言を呈している。 タダで本を読むことができるのは、一見素晴らしいことのように見えるが、そうではなく、本という商品を造る作家や出版社や流通機関が割を食っている現状を指摘し、「資本主義社会で、タダのサービスは本来ない。図書館が行っているタダのサービスが、結果として、本をつくるシステムを破壊しているのである」と。こういう事実を理解していない図書館関係者に対して、司書の資格を取るときに、その者たちに、出版社、取次