昨日の総会に続いて,「一歩先の大学図書館戦略を描く――知識イノベーションをめざして――」をテーマにしたセミナーがあった(神戸大学出光佐三記念六甲台講堂→「写真で見る神戸大学」→http://www.kobe-u.ac.jp/info/public-relations/photos/index.html)。 会場の神戸大学出光佐三記念六甲台講堂には中山正實(まさみ)の巨大な壁画三部作(「富士」,「光明」,「雄図」)がある。中央の「富士」のみが壁に直接描かれ,左右の壁画は麻布で描いたものを壁に固着させたものという。1938年に完成し,1977年に中山自身が一度修理し,没後30年目の2009年に修復された。セミナーそっちのけで見とれていた。 さて,基調講演は,大滝則忠(国立国会図書館長)「科学技術とイノベーションの基盤としての国立国会図書館の役割」で,3つの柱(国立国会図書館の概要,科学技術情報