不遇のサービス? 図書館におけるレファレンス・サービスの真価が理解されていないという話がある。 図書館関係者の嘆きでよく聞く類の話題である。海外で資料調査してきた人だと、「すごいね向こうの図書館!レファレンスライブラリアンってのがいてさ、何でも資料のこと教えてくれるんだよ。ダメだねうちの図書館は。日本遅れてるよ!」というような会話が、レファレンスカウンターの前でなされる悲劇。もしかしたら、今日もどこかで繰り返されているかもしれない。 エビデンスを出すのが難しいが、レファレンスというのが図書館のサービスであること、しかもそれは大学でも公共でも館種を問わずやっているということまで含めて認知されているとはおそらく言い難い状況にあろう。 そもそもレファレンスとは何であるのか。『図書館情報学用語辞典』第4版(丸善、2013)は次の定義をしている。 何らかの情報あるいは資料を求めている図書館利用者に対
米国図書館協会(ALA)が、2014年6月12日付けで、図書館におけるメイカースペースをサポートする旨のプレスリリースを出しています。 発表では、図書館におけるメイカースペースは、批判的な思考能力や問題解決能力を育みものであり、地域コミュニティのメンバーにとって、創作し、ハックし、そして将来を作る能力を与えるようなインフォーマルな学習スペースであるとしています。またALA会長のバーバラ・ストリプリング(Barbara Stripling)氏の言葉として、メイカースペースは、図書館の住民との関係性を変えるものであり、すべての世代のコミュニティメンバーを単なる消費者ではなく、情報の生み出す人にすることに寄与するものだ、とのメッセージが紹介されています。 American Library Association supports makerspaces in libraries(ALA, 201
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