新・会社法100問[第2版]が書店に並び始めました。 著者の一人なので,冷静に見ることはできませんが,実務家,ロースクール生,司法試験・公認会計士・司法書士・行政書士を目指す人などなど,会社法を身につけようとする人にとって、本当に役に立つツールになっていると思います。 読者の能力に応じて,いろいろな使い方ができるように工夫されているので,ぜひ使ってみてください。 さて,本日から,新・会社法100問[第2版]の3つ星問題を解きながら,会社法の基本を説明していこうと思います。 本日は,第3問(62頁) 「各種の会社における債権者保護の態様について述べよ。」 です。 1 問題の分析 こうした一行問題について答える場合には,問題文の一語一語を自分で読み替えながら,自分が書こうとする論文の全体像を把握することが重要です。 例えば,「各種の会社」という言葉を 株式会社・合同会社・合資会社・合名会社 と