6年ぶり3度目の優勝を果たし、喜びを爆発させる久光製薬の選手たち。史上初の女子3冠を達成した 【坂本清】 バレーボールの黒鷲旗全日本男女選抜大会(黒鷲旗)の女子決勝は、久光製薬スプリングスがNECレッドロケッツを下し、6年ぶり3度目の優勝を果たした。 V・プレミアリーグ、皇后杯の優勝と合わせて圧倒的な強さで、あっさりと、女子史上初となる、黒鷲旗の3冠を獲得した久光製薬。 V・プレミアリーグのセミファイナルからの過密日程で、コンディションは万全と呼ぶには程遠い状態だったが、勝者となったチームは、格段の成長を遂げていた。 中田久美監督はこう言う。 「今までは『勝ちたい』と思って戦っていた。それが、一番大きな目標だったリーグ優勝を達成したことで『負けられない』に変わりました」 決勝で対戦したNECの杉山祥子は、その強さを「今までもディフェンスがしっかりした良いチームだったけれど、セミファイナルか