【北京共同】中国の一部で新型コロナウイルス感染症が再流行し、当局は2月11日から始まる春節(旧正月)の大型連休で帰省を控えるよう呼び掛けている。多くの中国人にとって年に1度の大事なイベントなだけに、共産党と政府は、デジタル人民元や商品券といった「お年玉」で引き留める策に出た。 中国有数の経済都市、広東省深セン市は今月20日、帰省しない一部の人向けに「紅包(お年玉)」としてデジタル元を配ると発表した。1人当たり200元(約3200円)で、スマートフォンのアプリを通じて指定された店の支払いに使える。