札幌を拠点にマイペースな活動を続けるロックバンド、シュリスペイロフ。宮本(Vo,G)の描くショートムービーのような心象風景と浮遊感あるサウンドで、ライブのたびにじわじわファンを獲得している3人組だ。そんな彼らが結成10年目の今、ようやく重い腰を上げて本格的な活動をスタートさせる。 10年間の濃い歴史を振り返るにはとても時間が足りないので、今回ナタリーでは重要かつ面白い部分だけをピックアップしてインタビューを敢行! 5月13日リリースの2ndアルバム「もぐる。」について、彼らならではのゆるーい雰囲気で制作秘話を語ってもらった。 取材・文/川倉由起子 インタビュー撮影/中西求 ──結成して10年なんですね。 宮本 はい、気付いたらここまで来ていたっていうか(笑)。 ──そもそもシュリスペイロフ結成のいきさつは? 宮本 僕が高校時代にコピーバンドを組んでて、オリジナルもやりたいなって思ったときに