兵庫県姫路市は19日、世界文化遺産・姫路城の大天守に小型無人飛行機(ドローン)が衝突したと発表した。市によると、大天守最上層にある南面の窓枠に、衝突によるものとみられる傷があった。操縦者は見つかっておらず、姫路署は文化財保護法違反容疑を視野に調べている。 姫路城管理事務所などによると、19日午前6時15分ごろ、巡回していた警備担当職員が南から北へ水平飛行してきたドローンを発見。その後、「バチーン」という音が聞こえ、ドローンが大天守5階の屋根に落ちていたという。ドローンは直径約30センチで、搭載されていたカメラは外れていた。雨水の浸入を防ぐ窓枠に付けた水切り銅板に長さ1~5センチの引っかき傷が5、6カ所あった。 また、市は同日、姫路城管理条例に基づき、姫路城でのドローンの飛行を禁止することを決めた。姫路城付近でのドローン飛行は2013年度から約15件報告されていた。同管理事務所の石川博樹所長
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