JASRAC(日本音楽著作権協会)との5年にわたる裁判に区切りがつけられたことで、音楽教室側は「すべての論点で勝ったわけではない。100点満点でないが、争った意義がある」と前向きな姿勢を示した。 音楽教室のレッスンで使う楽曲に著作権使用料を支払う必要があるか争われた裁判で、最高裁が10月24日、生徒の演奏について支払う必要はないとする判決を言い渡した。 支払いを求めるJASRACの上告を棄却したことで、レッスン中の先生の演奏については支払う必要があるとした知財高裁判決が確定した。 これをうけて、音楽教室側は同日、「司法での戦いは終わったので、結果を誠実にうけとめる」とし、そのうえでJASRAC側と著作物使用料率について協議をすすめる考えを明らかにした。 ●1審はJASRACの全面勝訴→2審は一部勝訴だった JASRACがレッスン中の著作権使用料徴収の方針を立てたことから、約250の音楽教室