【ベルリン=中沢謙介】スペイン政府は28日、自国の主要14銀行グループに対する特別検査(ストレステスト)の最終結果を発表した。 スペインの銀行は巨額の不良債権を抱えて財務が悪化しており、資本不足は総額で最大593億ユーロ(5兆9000億円)に上った。 スペイン政府は今後、公的資金の必要額を詰める。ユーロ圏は11月にもスペイン政府に資金を融資し、同政府が各銀行に資金を注入する。 ユーロ圏は6月、スペインの銀行を救済するため、最大1000億ユーロ(約10兆円)を同国政府に支援することを決めた。資本不足額はスペイン政府が6月に発表した暫定結果(620億ユーロ)とほぼ同規模で、ユーロ圏が用意した支援枠を大幅に下回った。スペイン政府は国内銀行の統合を進めており、完了すれば資本不足は総額537億ユーロに減るとしている。
関連トピックス胡錦濤3月9日の全国人民代表大会で報道陣の質問に答える薄熙来(ポーシーライ)氏(中央)。これ以降、公の場には姿を見せていない=林望撮影3月に北京で開かれた全国政治協商会議で手を振る薄熙来氏=樫山晃生撮影中国共産党の組織 中国共産党は28日、政治局会議を開き、重慶市副市長の米総領事館駆け込み事件などの責任を問われて同市トップを解任された薄熙来(ポーシーライ)氏(63)の党籍剥奪(はくだつ)を正式に決め、発表した。すべての公職からも追放し、収賄容疑などで刑事責任を追及するという。また、第18回党大会を11月8日から北京で開くことも決めた。 党大会を経て、習近平(シーチンピン)・国家副主席(59)が胡錦濤(フーチンタオ)・国家主席(69)に代わって、党総書記に就き、新たな党最高指導部が発足する見通しだ。薄氏を巡って、その後ろ盾だった江沢民・前総書記(86)ら保守派勢力が厳しい処
【エルサレム=今村実】イスラエルのネタニヤフ首相は二十七日の国連演説で、イランの核開発疑惑をめぐり、イランが「越えてはならない一線」は、「開発の第二段階が完了する前」だと、初めて明らかにした。20%濃縮ウランの蓄積量が、核兵器一個分に到達しないよう警告した事実上の最後通告といえ、来年春にもイラン攻撃に踏み切る可能性を示唆した。 今後、国連安全保障理事会の常任理事国にドイツを加えた六カ国とイラン側との協議で、イランが生産を続ける20%濃縮ウランの扱いが焦点となる。イランの出方をめぐり、緊張が高まりそうだ。 ロイター通信などによると、ネタニヤフ首相はイランの核開発を三段階で説明。第一段階は十分な低濃縮ウランを、第二段階では中程度の濃縮ウランを、さらに最終段階は、核兵器の製造に必要な高度な濃縮ウランを生産した時だと述べた。
【ニューヨーク=小谷野太郎】米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日、スマートフォン(高機能携帯電話)の新型機「iPhone(アイフォーン)5」に搭載している自社開発の地図情報ソフトの不具合について、「失望を招き、大変申し訳ない」と利用者に謝罪する声明を発表した。 アップルは、地図情報ソフトで先行するライバルの米グーグルに対抗するため、アイフォーン5に新たに開発した独自ソフトを採用した。しかし、誤った表示や情報量の乏しさが目立ち、今月21日のアイフォーン5の発売直後から、購入者から苦情が相次いでいた。 クックCEOは、「世界最高の製品を顧客に届けるという公約を果たせていなかった」と述べ、ソフトの改善に全力を尽くすとした。また、当面は米マイクロソフトやグーグルの地図の利用を勧めた。
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