3万発。でもあっという間だった。花火ってほんとにはかないな。昨晩「ふくろい遠州の花火」に行ってきた。相変わらずの人出で、この田舎町にこれほど人が集まるって日本人はほんとに花火が好きなんだなぁって思う。天気は雲一つ無いような晴天で、夕方は日中よりも幾分涼しく、これぞ日本の正しい花火日和だと思った。花火がもうすぐ打ち上がる。胸騒ぎが心地良い。毎年見かける焼鳥屋。軽くデジャブ。堤防に向かう人の群れが続く。日がどんどん傾いていく。浴衣のボーイズ&ガールズ。日本人が日本人らしくなる。出店が立ち並ぶ。いろいろな食べ物の匂いが混じり合って、祭りの匂いになるんだな。日の入り間近の堤防は、川の流れより穏やかだ。広場に所狭しと座る人々。ねぇ花火まだ〜。もうすぐさ。ヒュルルルル〜〜〜ドカーーン!! ワーーッと歓声があがる。体に響く轟音。花火だ!当たり前のことを改めて実感。舞い上がる火花。乾いた音。吹き抜ける風。