ペルチェ素子霧箱の製作 gotcha@ぴっちぶれんど ↓の動画の解説文書です。 霧箱には、膨張霧箱と拡散霧箱の2種類があります。膨張霧箱は簡単に製作できますが、一瞬しか観察できないので面白みがありません。そこで、拡散霧箱の製作を目指します。 拡散霧箱の実験では、エタノールなどの蒸気を過冷却状態になるまで冷やします。そこを荷電粒子が通ると、蒸気の準安定状態が崩れて液化し、霧の筋が現れるというわけです。氷点よりもかなり低い温度の環境を必要とするので、ドライアイスや液体窒素を準備しなければならないのが欠点です。今回はそれらの代わりにペルチェ素子を2枚使い、過冷却の温度を作りだします。 環境により異なると思いますが、底面の温度が-20度程度でなんとか霧の筋が見えるようです。-30度まで冷やせれば、ほぼ確実に成功します。 準備するもの ペルチェ素子 Tec1-12708 秋葉原の秋月電子で購入できま