2024年3月にリリースされた最新のLLM(大規模言語モデルAI)であるClaude 3を使って、長編小説執筆支援のアプローチを模索しました。 たんに文面を書いてもらうのではなく、作品構成や案出し、推敲などについて多面的に支援をしてもらう検証をしています。 ▼ChatGPT(GPTs)で小説執筆支援AIを作る方法 本作はこちらの続編みたいな位置付けです! https://kakuyomu.jp/works/16818023212189122505
◆ 「これからはワシらも因習デビューじゃ!因習村ブームに乗ってガンガン因習を作って、移住者と観光客ガンガン呼び込むぞおおおおおおおおお!!!!!」 「因習村は部外者排斥する傾向にあるだろ」 因習村――例外はあるが、大抵は閉鎖的で古くから伝えられてきた非合理的、非道徳的な風習が今も伝わる村のことをいい、ホラー作品の舞台になることも多い。 令和の日本に因習村がどれほど実在するかはわからないし、現実で他所の風習を因習扱いした場合、ものすごいトラブルにもなりかねないが――それでも因習の持つ妖しさは古くは明治から令和現在まで人の心を引き寄せてやまない。 というわけで、近畿地方のある過疎村である猛威下限尾張(もういいかげんおわり)村でも因習を利用した村興しを行おうと思ったのである。 「で、因習デビューって言っても実際どうすんだよ」 大して広くもない集会所の下座、村に唯一残った若い男である丹生(たんじょ
◆ 「あー江戸時代、今日も江戸時代やなぁ」 「ほんま、江戸時代日和やで」 「まだ明治は遠そうやなぁ」 数百年前、村人たちが和やかに言葉を交わす江戸時代。 まだ村に『致死率十割神社』どころか、その前身となる『八尺様封印記念、ざまぁみろ一生ここで鉄の塊に埋まってろ神社』すらなかった頃の話である。 「てぇへんだ!」 「どないした熊五郎!?」 「村に妖怪がおる……身長は八尺ぐらいや!呪力を見るにAランク相当の奴やで!!」 「そら……大変やんけッ!!」 「もう村人が五十人ばかし呪い殺された!!!このままやと村は全滅や!!」 「……そら、もう……生き残った全員でリンチするしかないわ!」 「近寄ったそばから八尺の奴に呪い殺されるんちゃうんか!?」 「けど、誰かしらは生き残るやろ……生き残った奴でその八尺……どついたれええええええええええええ!!!!!!」 「うおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!
一見全く関係のないように見える一つ一つの記事や体験談が大元の怪異へ繋がるという構成が新鮮で読み進めていましたが、途中で「これフィクションとか言ってるけど本当は実話なのでは?」と疑心を持つようになってしまいました。 ここまでリアルに表現できる文章力と発想が素晴らしいです。
「おにいちゃん、これ……テストの」 鈴励(りんり) 輝小丸(でこまる)が小さい手で差し出した複数の答案を、 兄である厥頼(それより) 京才(けいざい)が受け取った。 名字が違うが血の繋がった兄妹である。 別に名字が違うということにも大した理由があるわけではない、 ただ単純に、夫婦別姓が適用されるようになり、 京才が父の輝小丸が母方の名字を名乗るようになったに過ぎない。 そんな両親も揃って海外に行ってしまい、 今は小学四年生の輝小丸と高校二年生の京才の二人で暮らしている。 「あー、テストね、あいあい」 試験といっても、小学四年生のテストなのだからそう大仰に構えることもない。 中学、高校ならいざ知らず、 小学校のテストなど、ぼんやり生きていてもそれなりの点数は取れるものであるし、 別に取れなかったとしても、まぁ、別に良いのではないかと京才は思っている。 勿論、通知表にCが並ぶようなことがあれば
年に一度、お盆の時にだけ家族で田舎の祖母の家に遊びに行く。 埼玉の家から車で数時間ほどの距離のところにある祖母の家は、過疎地域に片足を突っ込んでいたが、ほどほどの自然とごく少量のWIFIがあって、普段は家の中でゲームばっかりしている僕も祖母の家にいる間は毎日兄と一緒に外で遊んでいた。 ある日のことだ。 今日も僕と兄は爽やかな風を感じながら、手頃な棒を持って朝から広大な田んぼのまわりを駆け回っていた。 そして、日の高さが頂点に達し、真昼に差し掛かった頃、ピタリと風が止んだ――と思えば、気持ち悪いぐらいの生暖かい風が吹いてきた。 「田舎の長所といえば爽やかな風だろ?こんなクソ生暖かい風が吹くなんて最悪だよ」 苛立ちながら僕はどこへともなく中指(ファックサイン)を突き立てる。 身体からぶわっと汗が吹き出て、肌着がべっとりと張り付く。 爽やかさはすっかりとどこかに行ってしまって、生暖かい風が運んで
この文章の少し前、自殺をほのめかす文章を書いて、ツイッターに騒ぎを巻き起こした。 正直に書いておくが、自殺を図ろうとしたのは事実である。決して衝動的な自殺ではなく、一年近く前から計画していたことでも。自殺のやり方は深夜の出血多量による失血死。眠っている間に安らかに死ねる……と思っていた。 自殺の方法はいろいろ考えた。前に書いた『詩羽のいる街』のように、マヌケな死に方や他人に迷惑をかける死に方を選んで、笑いものになるのだけは避けたい。 かなり悩んだのは、仕事場に使っているマンションから飛び降りるという方法である。しかし、これは実行不可能だと分かった。というのも、僕の健康状態が急速に悪化していたからだ。 脳梗塞で4箇月ほど入院した直後はまだましだった。歩いて家の周囲を何周も回ったりもした。それがしだいに歩ける距離が短くなってきた。 今は、家の周囲を一周すらもできない。これでどうやって仕事場のマ
僕かと学会をやめようと決心したある事件がある。 その頃、と学会の例会はある駅の5階か6階(もう記憶か曖昧だ)にあった。そこまで上るのはもちろんエレベーター。ちょうど季節は2012年の春。窓の外には完成が近づいた東京スカイツリーがよく見えた。僕はその日、一人のと学会会員といっしょにエレベーターにのった。 「もうじき完成てすね、スカイツリー」 するとその若者はこう言ったのだ。 「最初にスカイツリーを壊しに来るのはどんな怪獣なんでしょうね?」 僕は息が止まるほどのショックを受けた。 スカイツリーを壊しに来る怪獣? そんなもの決まっている。怪獣6号ゼロケルビンだ。チルソギーニャ遊星人に操られて東京に襲来、スカイツリーの上でヒメと激戦を繰り広げるのだ……。 そう、『MM9』の続編『invasion』。僕はそれを2011年に描いた。スカイツリー完成の前の年だ。当然、僕の読者なら知っているはずだ。 僕は
ファミ通文庫から第1~3巻好評発売中。大反響につき重版続々です! amazon⇒http://u0u0.net/ABz5 作品紹介⇒ http://fbonline.jp/02sp/02_1701Butsurihousoku/index.html 第4巻は初夏発売予定! もちろんカクヨムでも連載しますよ! 高等専門学校=高専に通う雨ケ谷幹人たち11名の学生(+1名)が、朝目を覚ますとそこは異世界でした。そんな彼らがまずやったのは、物理法則の確認! 重力、摩擦、大気構成――自分たちの知識を駆使して周辺を調べ上げるメンバー。そして始まるであろうサバイバル生活を想像して落胆するのだが……。そんな中で見つけたひとつの魔法具。それが彼らの運命を大きく変えていく――!! これは、のちに魔法技術の礎を…続きを読む
実録・プロ作家が語る感動と笑いとちょっぴり深刻な闘病生活 山本弘 知らない人が多いと思うけど、僕は5月10日から9月5日まで病気で入院していた。病名は脳梗塞。 文章が書けなくなり、絶望のあまり死を望んだこともあるが、今では立ち直り、このようにパソコンで文章を打てるようになっている。だが、かつてのように早くは打てない。この文章にしても、ほんの1ページを打つのに何時間もかかっている。 ツイッターをやっている方なら、僕がこの数ヶ月、他の人のツイートにリツイートするばかりで、僕自身の文章をほとんど書いていないことにお気づきかと思う。言いたいことは山ほどあるのだが書きたくてもできないのだ。スマホでほんの2、3行のコメントを打ちこむでさえ、今の僕にとっては重労働なのである。 しかし、いつまでも引きこもってはいられない。自宅でリハビリを続けながら、少しずつ、書くペースを上げていきたいと思う。 そこでこの
Ham co lkurf niv lineparine men!? Fafs F. Sashimi 異世界に転生した主人公八ヶ崎翠、しかし言葉が通じなかった!? 翠は彼の先輩であるインド先輩に以前学んだ言語学や語学の知識を駆使して、言葉を学んでいく。 この世界は戦争中で主人公はその戦乱に飲み込まれながらも、チート無し(?)言葉と知識だけで渡り歩くことになる…… ★リパライン語については以下を参照すると様々な資料があります。 → https://w.atwiki.jp/cgwj/pages/42.html ★なろう版にはルビがついていないので、ハードモードで読みたい人はそちらをおすすめします。カクヨム版を読んだあとにルビ無しのなろう版を読み直すと言語習得感が更に味わえます。 → https://ncode.syosetu.com/n4955ee/ ★リパーシェ化ブックマークレットを利用すると
あのぉ、スイマセン。株式会社KADOKAWA 富士見ブランドカンパニー様。 あたくし『食前絶後!!』『封仙娘娘追宝録シリーズ全巻』の電子出版契約を結んだ、ろくごまるにという者です。独占的に許諾するってェ契約のやつで。 2015/01/01に契約を交わしてから一切音沙汰がないのですが、どうなっているのでございましょうか。 いえね、プロットが通って原稿依頼、一ヶ月かけて書き上げた原稿がボツになってタダ働きになった! とかなら別によろしいのですよ。 しょせん、口約束で回ってる業界なわけでして。 ただ契約書が取り交わされて、なんもなしってェのは、チョイとあまりにあんまりだと思います。 「確かに独占契約は交わした。……だがいつ出版するとは書いてない。出さぬのもこちらの勝手! 貴様は契約の切れるまでの三年間、指をくわえてみてるしかないッ! 契約書をよく読まなかった、お前の負けだドブ板作家! そうやって
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