発明品を集めた県創意くふう作品展で小学3年生の平成16年から7年連続入賞した“富岡のエジソン”と呼ばれる少年がいる。少年は富岡市に住む掛川将君(15)で、自分が考え工夫を重ねたアイデア作品がいつの日か実用化されることを夢見て挑戦を続けている。(萩原淳子) ◇ 掛川君は今年の同展に、ピザを切り分けるロータリーカッターの刃を使った「麺生地カッター」を出品。児童生徒の部で県知事賞に輝き、今月中旬に県庁で表彰式が行われた。 「麺生地カッター」はうどんやそばを切る際、生地の上を転がすだけで一定幅の20本以上の麺が出来上がるアイデア作品だ。 来年1月に審査が行われる「全日本学生児童発明くふう展」にも「麺生地カッター」を応募済みで、上位入賞が期待されている。 掛川君の発明にかける情熱は並大抵のものではない。 小さい頃から物作りが好きだった掛川君は小学3年生のとき、赤ちゃんの転落を防止するベビ