米政府の市民監視活動が発覚した今、“マネーヘイブン”だったスイスは、その個人情報保護法とデータ保護規制のおかげで、“クラウドヘイブン”になりつつある。スイス最大のオフショアホスティング企業Artmotionは、そう断言する。 アメリカ国家安全保障局(NSA)の極秘市民監視プログラム「PRISM」の存在が暴露されたことでデータプライバシーについての懸念が高まり、AWS(Amazon Web Services)やWindows Azureなど、米国ベースのクラウドサービスを利用しているグローバル企業は対応を考えることになった。 その結果として現在、スイスのデータホスティングサービスに乗り替える動きが出ている。この高いプライバシー保護に対する新たな需要は、Artmotionに45%もの増収をもたらしている。 Computer Weekly日本語版 2013年8月21日号無料ダウンロード 本記事は